「無意識の思い込み」が働く女性の未来を狭めている?〜アンコンシャスバイアスとジェンダーギャップの関係〜

私たちは、いつの間にか“決めつけられた前提”の中で働いているのかもしれません。

「ママだから、キャリアは一度止まるもの」
「家庭を優先したいなら、正社員は難しい」

「働けない」のではなく、「働ける環境が用意されていない」だけかもしれません。

本コラムでは、出産や介護などのライフイベントをきっかけに見えてくる“社会の構造”と“無意識の思い込み”という2つの壁に焦点を当て、Re:mama(リママ)が考える「選べる働き方」「自分らしいキャリアのつくり方」について前後編でお伝えします。

目次

「ママだから、仕方ないよね」って本当に?

「小さいお子さんがいるから、大変ですよね」
「ママは気が利くからサポート役にぴったり」
「管理職になるより、家庭を大事にしたいよね?」

どれも“やさしさ”に見えて、実は無意識の思い込み(アンコンシャスバイアス)が潜んでいることがあります。

これらの言葉は、悪意がないからこそ厄介。
本人の努力や意志とは関係なく、評価やチャンスを制限してしまうことがあるのです。

アンコンシャスバイアスとは?

アンコンシャスバイアスとは、日本語でいうと「無意識の偏見」のこと。
自分では気づかないうちに、“こうあるべき”という固定観念にとらわれてしまう現象です。

このバイアスは、他人の中だけでなく、自分自信の中にも潜んでいることがあります。

  • 子どもがいる私は、もうキャリアを望めないかも
  • ブランクがあるから、きっと戦力にならない
  • どうせ無理って思われるだろうから、言わない方がいい

こうした“自分にかける制限”も、アンコンシャスバイアスのひとつ。
知らず知らずのうちに、自分で自分の可能性を閉じてしまっているのかもしれません。

「性別で決まる役割」って、誰が決めたの?

さらに、ジェンダーギャップ(性別によって生まれる格差や不平等)による壁。
これは男性が優遇されている/女性が不利だという単純な話ではなく、性別に基づいた“前提”が選択肢を狭めてしまう構造のこと。

「男の子は外で働いて、女の子は家のことを」
「ママなんだから、子ども優先でしょ」
「女性は感情的だからリーダーに向かない」

私たちは子どもの頃から、気づかないうちに性別による“役割”のイメージを刷り込まれてきたのかもしれません。でも、仕事も、育児も、家事も、誰がどの役割を担うかは、本来は“性別ではなく人それぞれ”で決めるもののはず。

世界で見る日本の“ジェンダーギャップ”

世界経済フォーラムの「ジェンダーギャップ指数」では、日本は2024年時点で146か国中118位
教育や健康では一定の平等があるものの、経済分野や政治分野では依然として大きな差があるとされています。

つまり、社会の制度も意識も、まだ変わりきれていないということ。
それでも、一人ひとりの意識が変われば、社会も変わっていけるはずです。

“選べる自由”が、平等を生み出す

Re:mamaが目指すのは、「性別やライフステージに縛られず、選べる働き方」。
時間・場所・環境に制約があっても、スキルや成果でつながれる社会。

性別で役割が決まるのではなく、自分で選ぶ自由を持てることこそ、本当の平等だと思っています。

誰かの基準ではなく、自分の基準で「働く」を選べる未来へ。
Re:mamaは、その一歩をつくる場所でありたいと考えています。

社会が変わるには、ひとりの意識から

固定観念を覆すのは容易ではないですし、社会制度や企業文化が変わるのを待つだけでは時間がかかります。だからこそ、「自分にもあるかもしれない」と気づくことが、変化のはじまりであり、一人ひとりが「その選択、本当に自分の意思?」と問い直すことが、大きな一歩になるはずです。

Re:mamaでは、時間や場所に縛られず、成果で評価される働き方を通じて、バイアスに左右されない選択肢を提案しています。

「できない」じゃなくて「やってみよう」
「無理」じゃなくて「工夫してみよう」

小さな意識の転換が、大きな未来につながると信じています。

\ 在宅ワークをご希望のママ /

\ 委託を検討中の企業さま /

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