専門知識という“資産”をSNS運用の“武器”へ。ー 帝塚山ハウンドカムが実現した、AI×外部パートナー活用によるEC運用の舞台裏

企業情報
・会社名:株式会社帝塚山ハウンドカム
・事業内容:ペット関連商品の販売・トレーニング・トリミング(実店舗およびEC)
・特徴:36年の実店舗運営実績を持ち、本店ECサイト、楽天、Yahoo!ショッピング、Amazon、TikTokショップなど複数の販売チャネルを展開。獣医師監修のコンテンツにより、ペット関連の専門情報提供者として信頼を獲得。
Re:mama支援領域
・戦略設計:専門記事をSNS向けに再構成する「情報のモジュール化」
・仕組み化:AI×テンプレート活用による内製フローの構築
・リソース支援:高負荷なショート動画・カバーデザイン制作の代行による業務負担の圧縮
実店舗とECをつなぐ、信頼の仕組み
「知識はある。信頼もある。だが、発信が追いつかない。」
そんな課題を抱えていたのが、関西圏で36年にわたり実店舗を構えるペット関連企業「帝塚山ハウンドカム」様です。
ECだけでなく、実店舗で積み上げてきた信頼と、お客さまの“生の声”を起点にした商品・情報提供を強みに、長年支持を集めてきました。
「物を売るだけではなく、情報を発信し、共感した方に来ていただき、期待に応える商品を届ける。」その姿勢を貫き、膨大な専門知識という“資産”を積み重ねてきた同社は、いまそれをどのようにSNS時代の“武器”へと変換しているのか。
代表取締役の神薗様と、実務を担うWebマーケティング事業部の定野様にお話を伺いました。

左:同社 Webマーケティング事業部 定野様
36年の歴史が裏付ける「実店舗とECの相乗効果」
私たちの最大の強みは、ネット専業ではなく、36年間続く実店舗での経験と実績があることです。トリミングや販売を通じて直接お客さまの声を聞き続けてきたからこそ、オリジナル商品への信頼性も高く、遠方からわざわざ足を運んでくださるお客さまも絶えません。
属人化を防ぎ、全員でお客さまに向き合う体制
現在、Webマーケティング事業部は約6名体制。特定の担当に依存する「属人化」のリスクを避け、全員が全てのECサイトに触れる体制を整えています。
- 顧客視点の徹底:デザイナーであっても、入社後数ヶ月は必ず受注・顧客対応を経験します。「綺麗に作る」ことではなく、「お客さまの悩みに響き、売れるものを作る」ことを最優先にしています。
- マルチタスクな環境:受注から出荷、さらには店舗での接客まで、スタッフ全員が状況を把握し、助け合える環境を大切にしています。
Re:mama(リママ)導入前に感じておられた課題や背景
膨大な「知識資産」を、どう“今”に届けるか
長年の活動の中で、獣医師による専門コラムや、創業者・川瀬会長自らが書き溜めてきた記事など、数百件にのぼるコンテンツが蓄積されていました。
それは間違いなく同社の強みであり、他社には真似できない「知識資産」です。
しかし同時に、その資産をSNSという現在のプラットフォームに最適化し、高頻度で発信していく体制が整っていないという課題もありました。
- 情報の鮮度:やりたい施策は山ほどあるものの、日々の業務に追われ、発信のスピードが追いつかない。
- 媒体ごとの最適化:専門性の高い長文記事を、InstagramやTikTokに適した形式へ再構成するには、想像以上の工数がかかる。
その結果、コンテンツ資産が豊富であるがゆえに、 “伝わる形に整える工数”そのものがボトルネックになっていました。
外注・業務委託に対する、導入前の不安や懸念点
外注に対しては、明確な懸念がありました。それは、専門性の高い情報を、外部の人が本当に理解したうえでまとめられるのかという点です。
ペットの健康相談は年々高度化しており、腎臓・膵臓・肝臓・結石など、専門的な内容に関する問い合わせも増加しています。こうした領域では、言葉の解像度や背景理解が不足すると、表面的なまとめになってしまうリスクがあります。
さらに、外注そのものに対しても次のような不安がありました。
- 依頼内容を説明するためのやり取りに、かえって手間がかかるのではないか
- 結局こちらで整理するなら、社内で対応したほうが早いのではないか
- オリジナル商品ゆえに、特徴の言語化そのものが難しく、単純な作業として切り出しにくい
こうした背景から、同社では長らく外注をほとんど活用していませんでした。
Re:mamaを選ばれた理由
ECの実践を知る「信頼感」と「直感」
そのような状況の中で、Re:mamaをご検討いただいた決め手は、社長の言葉を借りると「直感」だったといいます。
「代表の徳山さんが業界に長く携わっており、ECの現場や外注の特性を熟知されていたことが大きかったですね。ちょうど、“やりたいことが溜まっている”と感じていたタイミングでもありました。」

ECの現場感を理解している相手であれば、単なる作業代行ではなく、実務として“回る形”を一緒につくれるのではないか。そんな感覚があったといいます。
特に印象的だったのは、
- “デザイン会社としての制作”ではなく
- “商売として売れる・伝わる”視点を持っていること
この点への期待でした。
単に「言われた作業をする」存在ではなく、実務・運用の文脈を踏まえ、共に組み立てていける外部パートナー。その可能性を感じたことが、導入の決め手となりました。
導入時・運用面で「助かった」と感じた点
作業の代行ではなく「業務の交通整理」
「単に依頼した作業をこなすのではなく、最初から“どう進めるべきか”という道筋を提案してもらえたことが大きかったですね」と語る神薗社長。
実務を担う定野様からも、次のような声が挙がりました。
- 業務の切り出しとテンプレート化:曖昧だったSNS運用に型ができ、AIを掛け合わせた効率的なワークフローを構築できた。
- リール編集の委託による時間創出:高負荷だった動画編集を安心して任せられるようになり、社内スタッフが本来注力すべきコア業務に集中できる時間が生まれた。
さらに神薗社長は、「外部視点での提案」が印象的だったと続けます。「社内で勉強しながら進めてはいたものの、形に落とし込む部分が難しかった。AI活用も含め、“実務に落ちる提案”をもらえたことは非常に価値がありました。」
導入後の変化
反応率の向上と、現場に生まれた“余白”
定野様からは、次のような変化が挙げられました。
- エンゲージメントの向上:投稿の構成が整理され、読みやすくなったことで、Instagramの保存数が増加。TikTokではフォロワー数やコメント数も着実に伸びています。
- 時間と心理的負担の軽減:高負荷だった制作業務を切り出せたことで、スタッフが本来のコア業務に集中できるようになりました。

さらに印象的だったのは、数字だけではない変化です。
「困ったときはRe:mamaさんに相談できる」という安心感が、現場の支えになっているといいます。運用が軌道に乗ったことで、以前のように闇雲に投稿するのではなく、戦略的に発信できる状態へと変化しました。
“社内で抱え込まずに済む”パートナーの存在が、目に見える成果と同時に、組織の安定感にもつながっています。
今後、Re:mamaに期待していること
さらなるスピード感と、より深い連携
「信頼関係ができてきたからこそ、今後はさらに他の業務についても相談していきたいと考えています。私たちの“やりたい”という想いに対し、これからも変わらぬスピード感と、一歩先を行く提案で応えてくれることを期待しています。」
導入を検討している他企業へのメッセージ
「私たちは“商売”をしています。だからこそ、ただ形を作るだけのパートナーではなく、ビジネスの背景やECの特性を理解してくれる存在が必要です。」
Re:mamaは、その“商売の感覚”を共有できるパートナーでした。
「やりたいことはあるが、社内リソースが足りない」
「専門性が高く、外注に踏み切れない」
そんな企業こそ、一度相談してみる価値があると感じています。
最後に。
積み重ねた知識を、きちんと届く形に変えていく。その過程に、信頼できる伴走者がいるかどうか。
帝塚山ハウンドカム様の挑戦は、同じ課題を抱える企業にとって、一つのヒントになるはずです。
\ 在宅ワークをご希望のママ /
\ 委託を検討中の企業さま /
